SERVICE 診療内容

Infectious Diseases 感染症内科

発熱性疾患などの感染症全般に診断・治療を行っております。原因菌が比較的はっきりしている疾患群はもちろんですが、原因不明の発熱や下痢、発疹などの診断や治療も積極的に行いますのでご相談ください。また、インフルエンザや肺炎球菌などの各種予防接種も実施しております。予防接種は、事前に電話で予約の上ご来院ください。

肺炎について

細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞に感染して炎症を起こすことを肺炎といいます。このガス交換に障害が生じると、息切れ、黄色~緑色や鉄さび色のたん、38度以上の高熱などの症状が長く続き、一般的な風邪よりも症状が重いことが特徴です。

マイコプラズマ肺炎やレジオネラ肺炎といった感染力の高い菌による肺炎や、RSウイルスやアデノウイルス、麻しんウイルスなどのウイルスの感染により、突然的に発症する肺炎もあります。

肺炎は、がん・心疾患に続いて日本人の死因の一つとなっており、肺炎に感染する方の多くが65歳以上と言われています。高度高齢化社会を迎えた日本では、肺炎予防の重要性が増しています。肺炎にかからないためにも、ワクチン接種などの予防対策をおこなうことが重要となります。

肺結核について

肺結核は結核菌が体内に入ることで起こる感染症です。結核菌は感染した人の体内でのみ増殖し、主に肺の内部で炎症を引き起こします。炎症が進むと肺が破壊され、呼吸が困難になり死に至ることもあります。

結核菌は、発病した人が咳やくしゃみをする時に出る飛沫に含まれていて、肺結核はこの飛沫が空中を漂い、その空気を吸い込むことによって感染する病気です。しかし、空気中の結核菌は、長時間紫外線にあたると死滅するため、日常的に発病者と接触している家族や友人に感染することが多いのです。

明治時代から昭和20年代にかけて、日本人の国民病と言われるほど流行していましたが、有効な治療薬が普及し、生活水準の向上や国の結核対策によって患者数は激減しました。しかし、肺結核により死に至る場合もあり、いまだ現在進行形の病気といえます。

インフルエンザについて

「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴です。インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいますが、「インフルエンザ」にかかっている間は、気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。

インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がってしまいます。感染経路は主に飛沫感染と言われています。
日本では毎年11月~4月に流行することが多いため、流行シーズンを迎える前の11月ごろの予防・ワクチン接種をおすすめします。

旅行前診断について

当院では、海外旅行前の診断をおすすめしております。
旅行先で流行っている病気のこと、ワクチンを打って防ぐことのできる感染症、感染症の予防法についてもご説明いたします。
また、現在治療中の病気がある方は、その症状が悪化しないようにするためにも、一度ご相談ください。

旅行前検診をご希望の方は、事前の電話でご予約の上、ご来院ください。その際に、旅行日程・現地での活動内容・これまでにかかった病気・受けた予防接種について整理しておいていただけるようお願いいたします。

予防接種を行うこともありますので、出発予定日の6週間前にはご来院されることをおすすめしております。詳しくはお問い合わせください。

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